歯を抜く矯正は普通前歯から数えて四番目の第1小臼歯を抜歯します。
そうすると全体の歯並びは小さくなります。 そのことにより次のような事が起きる可能性があります。
① 残りの奥歯で全体がうまくかみ合わない
② 歯の数が減るため、奥歯に負担がかかる.
③ 抜いたスペ-スに奥歯が移動しかみ合わせが低くなる。
④ 口元の張りがなくなり,成人以降口元に皺が出やすくなります。
⑤ 第1小臼歯同士のかみ合わせは、下顎を後方に下げ過ぎないようにする 重要な役割 があるのに、それを失う。
⑥ 奥歯のおしくらまんじゅうを完全に解決してないので後戻り(元のかみ合わせにもどること)の傾向がある。
④の例はこちらから
ひとつひとつの歯が普通より大きくて、それを並べる顎が小さすぎる場合と、 受け口(反対咬合)の場合に下顎の第1小臼歯を抜いて矯正をしますが、多くは抜かずにできます。
歯を抜いて矯正をする場合は、以上の問題をデメリットとして良く説明してもらいましょう。
歯科医がこのことを説明してくれないのは問題です。その上、親知らずに対する処置も重要な問題となります。
たとえば下顎の水平埋伏智歯が有るときはせっかく矯正しても放置すると、後ろから前の歯並びを押してまた歯ならびがくずれます。 小臼歯を抜いて行う矯正は矯正の一分野でそれが全てではありません。 年齢・職業・口の周りに関係する癖・鼻咽喉の問題・頭の形・頭蓋底の傾き・その他いろいろ有りますが総合的に判断した上で相談して、治療法が決まるものです。 特に成人矯正にはそれが必要です。